こんにちは!
パラオでダイビングインストラクターをしていた私ですが、休みの日には大好きな魚たちの水中写真を撮って過ごしていました。カメラで撮影することがダイビングの楽しみの一つ、という方も多いのではないでしょうか。
その時に使っていたのがオリンパスのTG-4とTG-6。いやぁ、TGシリーズはコンデジ界の名機ですよねぇ。
現在、最新機種はOM SYSTEMのTG-7ですがまだTG-6を使っている方も多いのでは?!ということで実際に使って感じた感想や違いをレビューします。
「水中カメラを買いたいけどどれがいい?」「TG-6からTG-7に買い替える必要はある?」という疑問にもお答えします。
私が実際に使ったのはTG-4とTG-6です。TG-7は現時点で未使用のため、TG-7については公式レビューや仕様をもとにお伝えしています。
- TG-4・TG-6・TG-7のスペック比較
- 水中での実際の使い心地(TG-4・TG-6)
- 初心者におすすめの選び方
- ハウジング(水中ケース)は必要か?

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TG-4・TG-6・TG-7 スペック比較表
| 項目 | TG-4 | TG-6 | TG-7(最新) |
|---|---|---|---|
| 画素数 | 16MP | 12MP | 12MP |
| 防水深度 | 15m | 15m | 15m |
| 充電端子 | マイクロUSB | マイクロUSB | USB-C ✨ |
| 露出調整ダイヤル | なし | 上面に搭載 | 上面に搭載 |
| 顕微鏡モード | △(別操作) | ○(マクロから即切替) | ○ |
| AF速度 | 普通 | 速い | 速い |
| 動画 | 4K非対応 | 4K対応 | 4K対応・縦位置対応 ✨ |
| グリップ | 標準 | 標準 | 滑り止め強化 ✨ |
| GPS | ○ | ○ | ○(精度向上) |
【実体験】TG-4からTG-6に乗り換えて変わったこと
私はTG-4を3年以上使ってからTG-6に乗り換えました。一番大きな変化はAF(オートフォーカス)の速さと顕微鏡モードへのアクセスのしやすさです。
① フォーカス速度が格段に上がった
TG-4は動きの速い魚を撮ろうとするとピントが追いつかないことがありましたが、TG-6からはかなり改善されてピントの合うスピードが速い!特にマクロ撮影ではダイビング中のストレスが減りました。
② 顕微鏡モードが使いやすくなった
TG-4は顕微鏡モードにする際、モード切り替えダイヤルを動かして切り替えなければ撮影できませんでした。そこがTG-6では水中モードの中に水中顕微鏡モードが搭載されるようになりました。
これによってマクロモードで撮影している時のストレスが激減!
例えばウミウシやエビカニ系、ベニハゼ等の小さい被写体を撮っていて、『あ!まだ寄れるぞ!』となったら同じ画面で簡単に切り替えることができます。
動く被写体を撮っているときにカメラを操作するとダイバーの動きに反応し、被写体がどこかへいってしまうことがよくあります。なのでカメラ操作はできるだけシンプルなのがありがたい!
ただし、顕微鏡モードにすると液晶もズームされた画面になるので、被写体どこいった!?と見失わないように注意してください!
顕微鏡モードはピントが合う範囲(被写界深度)がマクロモードよりも被写体だけに絞られるので背景がボケて雰囲気のある写真を撮ることができます。一眼には及びませんがコンデジでここまで撮れれば充分だと感じます。

③ 露出調整ダイヤルが上面に

写真上:TG-4
写真下:TG-6
TG-6の右上、シャッターボタンの横に黒いダイヤルがあります。
このダイヤルで露出をすぐに変えることができるので画面を見ながら同時確認でき、使いやすくなりました。
④ 青被りはTG-6でも残っている
正直に言うとTGシリーズは水中で青みがかった色になりやすい(青被り)という特性があります。ユーザーの間では『オリンパスブルー』と呼ばれていてこれはTG-6でも変わりません。
好みになりますが青被りが気になる時はホワイトバランスを手動で設定することで改善できます。
水中ワイドモード選択後、ホワイトバランスは「水中 標準」になっています。それでも青みが気になる場合は「ワンタッチWB1」で白いスレートや白いフィン等を基準に設定すると自然な色になります。詳しい設定方法は後述の「使い方のポイント」で解説しています。

地形ポイントでは逆に青さが良い味を出してくれます
TG-6の使い方ポイント|水中で差が出る3つの設定
スペックの話だけでは伝わらない、実際のダイビングで使うときのポイントをまとめました。
① ホワイトバランスを深度別に設定する
TG-6の水中撮影で特におすすめの設定です。水中では深度が変わるたびに色味が変わるので、深度ごとにホワイトバランスを登録しておくとより自然な色味で撮ることができて便利です。
- 水中ホワイトバランス選択画面で「ワンタッチWB1」を選択
- 目標の深度で白いものを画面に映す(白いスレート・白いフィン等)
- シャッターを押すとその深度のバランスで色味が自動で記憶される
5m・10m・15m・20m など4パターンまで保存でき、記憶してくれるので潜りながら設定しておくのがおすすめです。

水中ワイドモード「標準」のまま撮った写真。水中の青さが綺麗ですが、生物(カンムリブダイ)も青っぽくなってしまい全体的にぼんやりした写真になっています。

水中ワイドモードでホワイトバランスをカスタム設定で合わせて撮った写真。カンムリブダイの特徴である緑色の体色、婚姻色になり白っぽくなった顔もよくわかるようになりました。
② マクロ・顕微鏡モードは同じ画面から切り替える
前述したようにTG-4ではダイヤル切り替えの操作が必要でしたが、TG-6からは水中撮影モードの中から顕微鏡モードへ切り替えられます。
慣れてくれば被写体から目を離さずに切り替えられるので、小さな生き物を撮っているときに「見失う」ことが減りました。顕微鏡モードは背景のボケも強く出るので、小さめの魚、ハゼ、ウミウシや甲殻類、サンゴの撮影等にとても向いています。

顕微鏡モードで撮影。手前のクマノミとイソギンチャクにピントが合い、後ろはボケているのでクマノミの美しさが際立っています。
③ 露出調整ダイヤルは水中で積極的に使う
TG-6から上面に追加された「露出調整ダイヤル」は、水中でも液晶を見ながらリアルタイムで明るさを調整できます。
グローブをしたままでも操作できるサイズ感なので、暗い場所・逆光のシーンでとっさに調整できます。露出はプラス方向(+0.3〜+0.7)に少し上げると水中では全体的に自然な明るさになりやすいです。
TG-6からTG-7への買い替えは必要?
TG-6ユーザーがTG-7への買い替えを検討する場合、正直に言うと「大きな違いはない」という印象でした。TG-6が既に良いカメラだったので劇的な進化は少なく感じます。ただし、いくつか実用的な改善がありますので紹介しますね。
① USB-Cへの変更(最大の変化)
TG-7からマイクロUSBがUSB-Cになりました。スマホやPCと充電ケーブルを共有できるので、旅行中の荷物が減るのがメリットです。地味ですが充電ケーブルっていろんな種類があるとごちゃつきますよね^^;毎日使うものなので助かる改善です。
② 縦位置動画に対応
TG-7から縦位置動画の撮影・再生に対応しました。これはSNS時代に対応した機能です。投稿を意識した改善で、撮った後に動画を回転させる手間がなくなります。昔は動画が縦?!なんて思ったものですが今では何の違和感もなくなりましたね。
③ TG-6のハウジング(PT-058)がTG-7でも使える
TG-6ユーザーにとってありがたいポイント!すでにハウジングを持っている場合、TG-7に買い替えてもそのまま流用できます。ハウジングも安くはないのでとても助かりますね。
買い替え判断の目安:
- TG-4を使っている → TG-7への買い替えを強くおすすめ
- TG-6を使っている → 故障・買い替え時期まで使い続けてOK
- これから初めて買う → TG-7一択。どうしても予算を抑えたいならTG-6でも充分使える。
ハウジング(水中専用ケース)は必要?
TGシリーズは本体だけで15mまで防水ですが、ダイビングで潜る場合はハウジングが必須です。私個人の意見として本体防水でもやはりハウジングがないと不安に感じます。どうしても塩ガミしてそこから水没する気がして。。ダイバーならばハウジングはつけましょう!
- シュノーケル → 本体のみで十分
- 水深15m以上でのダイビング → ハウジング必須(PT-059対応は45mまで)
- ワイドレンズを付けたい → ハウジング必須
まとめ|TG-4・TG-6を使い続けてわかったこと
TGシリーズは水中カメラの入門機として本当に優秀です!操作がシンプルなので、ダイビングしながらでも直感的に使えます。8年間パラオで何百本も潜りながら使い続けた私が自信を持っておすすめできます。
TG-7は私自身まだ使っていませんが、USB-C対応・グリップ強化・縦位置動画対応など、実用的な改善が加えられていますのでこれから初めて買うならTG-7を選んでおけば間違いありません。

