パラオ移住のデメリット7つ|8年半住んだ元ダイビングインストラクターが正直に話します

パラオに住んでいた頃、「パラオ移住のデメリットってある?実際どう?」とお客様によく聞かれていました。今もDMでのお問い合わせの時に聞かれることがあります。

というわけで今回はパラオに8年半住んで働いていた私が、正直に思ったことを書くことにしました。移住を考えている方にこそ、先に知っておいた方がいいことをまとめています。

⚠️ はじめに この記事はパラオ移住を否定するものでは決してありません。私自身は8年半の移住生活をとても大切に思っています。ただ、現実を知らずに渡航して後悔する人がいないといいなという気持ちで書きました。
パラオのダイビングボートが停まる朝の桟橋

デメリット① 物価が高い

パラオの物価は安いイメージを持たれている方も多いのですが実際はほとんどの物資をアメリカやグアム、日本・台湾等から輸入しています。そのため日用品・食料品が日本よりは割高です。現地通貨はアメリカドルのため、今は円安の影響も感じやすいです。

現地で働いていた時の感覚で言うと、スーパーで買う日本の調味料、食料品は日本の1.5〜2倍。台湾から届く野菜や果物も安いものもあれば倍以上するものもありました。外食は日本円で1食1,500〜3,000円が普通です。給与水準は日本より低いことが多いので、生活費の比率が高くなります。

実際の生活費目安(私のいた2023年時点)
  • 家賃:$400〜800/月(家賃補助やシェアなどで変わります)
  • 食費:$300〜500/月
  • 光熱費:$50〜150/月
  • 合計:$750〜1,450/月

デメリット② 医療環境が整っていない

これは移住を考えるなら必ず知っておいてほしい最重要事項です。

パラオには総合病院が1つあり、風邪などの治療は問題ありませんが、大きな手術や専門的な治療は残念ながら対応ができません。(目の病気、歯の病気は日本に帰るほうが安心です)

重症の場合は日本へ帰国か台湾やグアムへ医療搬送されます。小さな島国なのでそういう環境であることを念頭に置いておく必要があります。

ちなみに私がパラオ在住時に病院にかかったのは

・風邪(コロナ含む)

・パラオおでき(傷口に膿が溜まって腫れる症状。切って膿を出します。麻酔なしで。笑)

・結膜炎

でした。このくらいならパラオで治療可能です。

デメリット③ 娯楽・ショッピングできる場所が少ない

映画館・大型ショッピングモール・テーマパーク…すべてありません。

最初の半年くらいはこれがストレスになる人が多い印象です。私も最初は戸惑いました。ただ、慣れてくると「海と自然と人間関係」だけで十分楽しく過ごせるようになります。私は海も山も好きなので休みの日に自然の中で過ごすことが苦ではなかったですが、当時ノンダイバーの移住者で私より年下の男の子は休みにすることがなくて辛い、と漏らしていました。

この辺りは向き不向きがはっきり出る部分です。

ただ、最近はネット環境が整っているのでYoutubeやNetflixは見れますし、お買い物もオンラインショッピング(Amazon,eBay等)でできますので娯楽は増えている感覚があります。

💬 実際こう乗り越えました 休日は海に潜って好きな魚の写真を撮る、現地の友人と過ごす、Youtubeをひたすら観る、ただボーッとする。「何もない」ことが贅沢なのかも。それを楽しめる人向けの場所です。都会の刺激が好きな人には少ししんどいかも?しれません。

デメリット④ 仕事の選択肢が少ない

日本と比べると、日本人が働ける仕事は限られています。主な職種はダイビング・ツアー会社・ホテル観光業・日系レストラン・商社等。スキルや資格なしで仕事を見つけるのは難しいのが現実です。

「なんとなく行けばなんとかなる」で来てしまうと、理想と現実のギャップに自分自身が苦しくなるかもしれません。渡航前に目的や仕事を決めてから行くことが前提です。

▼ 渡航前に英語力を上げておく

パラオの職場は英語が必須。日本にいる間に始めておくと現地でのスタートが楽になります。

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デメリット⑤ ビザ・在留資格が複雑

観光ビザで入国できるのは最長30日。就労するには雇用先が就労ビザを申請してくれる必要があります。基本的に現地の企業に雇用されることが前提です。

そしてパラオ独自のルールとして、【一度企業に就職した後に転職する場合は5年間期間を空けないといけない】というものがあります。

就職して合わなかったら転職する!ということができませんのでご注意を。なので下見や面接に来て1ヶ月くらい滞在するのがおすすめです。私は研修生として3ヶ月滞在し、ここで働きたいと思ったので移住を決めました。

「ワーキングホリデー制度がない」点も要注意。オーストラリアやカナダのように自由に働きながら旅する形は取れません。

デメリット⑥ 台風・インフラの不安定さ

パラオは台風の通り道ではありませんが、熱帯低気圧が発生する場所にあります。強い雨や風で停電・断水が起きることがあるのでろうそくやカセットコンロのガスボンベを多めにストックしておいたり、水不足の時期は水を大きなバケツに溜めておいたり備えておくことが必要です。

また、インターネット回線は近年かなり改善しましたが、前述したように停電することも多いのでリモートワークの方は事前に確認が必要です。

デメリット⑦ 日本との距離と帰国のしにくさ

直行便が復活(2025年10月〜)してかなり改善しましたが、それでも片道4〜5時間。緊急帰国の場合でも「すぐ帰れない」距離です。

家族の病気・友人の冠婚葬祭など、日本のイベントに参加しにくい場面がどうしても出てきます。私も在住中に何度か「すぐ帰れたらなぁ…」と思う場面がありました。

パラオの夕暮れとヤシの木

それでもパラオ移住をおすすめできる人

デメリットを7つ挙げましたが、それでも私は8年半パラオに住み、毎日楽しく過ごしていました。

私が思う【こんな人はパラオ移住に向いている】をあげるとするなら、

  • ✅ パラオが好き
  • ✅ 海・ダイビングが好きで、それを仕事にしたい
  • ✅ 娯楽の少ない環境でも自分で楽しみを作れる
  • ✅ 仕事のオファーが決まってから渡航できる
  • ✅ 英語をある程度話せる(or 勉強中)、英語への抵抗がない
  • ✅ 医療・緊急時のリスクを理解した上で備えられる

あくまでも、私の考えなのでこれに該当しない方が向いていないという訳では決してありません!

郷に入っては郷に従えで、人間はその環境に慣れるものです。私自身パラオでの生活で性格が変わったと思います。以前は結構几帳面な性格と思っていましたが、随分おおらか(いい意味で適当。笑)になったと感じます。

毎日がワクワクしていたパラオでの生活は何にも変えられません。ぜひ色々な方にパラオ移住を検討してもらえると嬉しいです。

▼ まずは下見旅行から始めよう

移住の前に一度行ってみるのが一番。自分に合うかどうか、現地で感じてみてください。

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