パラオのジェリーフィッシュレイク|行き方・許可証・ルールを元現地ガイドが解説

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「パラオのクラゲの湖って、どうやって行くの?」
「クラゲに刺されないの?」

パラオの観光名所といえば、やっぱりジェリーフィッシュレイク。毒がほとんどないクラゲと一緒に泳げる、世界でも珍しい湖です。8年半パラオでガイドをしていた経験から、行き方・料金・守るべきルール・楽しみ方まで解説します🪼

📋 この記事でわかること

  • ジェリーフィッシュレイクとは?クラゲの毒が弱い理由
  • 行き方(ツアーの種類とダイバー向けの裏ワザ)
  • 必要な許可証と料金【ここで損する人が多いです】
  • 守らなければいけないルール
  • 泳げなくても大丈夫?
  • 何倍も楽しくなる見かた・撮りかた
ジェリーフィッシュレイクのクラゲの群れ

ジェリーフィッシュレイクとは?

ロックアイランドの中にあるマリンレイク(汽水の湖)で、ここにタコクラゲが暮らしています。

名前のとおり、足が8本あるクラゲです。

なぜ毒が弱いの?

この湖にはタコクラゲくらいしか生き物がいません。外敵がいないので、身を守る必要がなくなりました。その結果、クラゲたちは毒が弱い方向へ独自の進化を遂げたんです。

💡 正確には「毒がない」のではなく「毒が弱い」

刺胞(しほう。クラゲが毒を出す仕組み)自体はあります。ただ人を傷つけるほど強い毒ではないので、一緒に泳げるんです。

とはいえ顔など皮膚が敏感な場所はピリッとすることがあります。痛いというほどではないので心配はいりませんが、知っておくと驚かずに済みますよ。

クラゲなのに、サンゴみたい

このクラゲたちは褐虫藻(かっちゅうそう)を体に飼いながら光合成をして生きています。まるでサンゴのような生き方なんです。

光合成のために光を求めて水面近くまで上がってくるので、私たちはその姿を見ることができます。

行き方|ロックアイランドツアーで行きます

ジェリーフィッシュレイクへは、ロックアイランドツアーの一部として行くのが基本です。個人で勝手に行くことはできません。

ほとんどが1日ツアー

大体のツアー会社が1日ツアーを組んでいて、ジェリーフィッシュレイクのほかに、こんな場所を組み合わせます。

  • シュノーケリング
  • ミルキーウェイ(白い泥のパック体験で有名)
  • 無人島
  • ロングビーチ(干潮のときだけ現れる真っ白なビーチ。人気です)
  • カヤック

半日ツアーは、私が調べた限りでは見当たりませんでしたが、チャーターをすれば可能だと思います。

🤿 ダイバーの方へ:こんな行き方もあります

多くのダイビングショップには早朝ダイビングというツアーがあります。5時ごろにお迎えが来て、朝のうちに2本潜るというもの。その帰りにジェリーフィッシュレイクへ寄ることがあるんです。

私も、観光で来ていた頃や働いていた頃を合わせて、この「早朝ダイビング+ジェリーフィッシュレイク」は何度も行きました。ただしリクエストベースで、他のお客様もOKの場合に行くという形。どうしても行きたい方は、まずダイビングショップに相談して、難しければツアー会社のツアーに参加するのが確実です。

料金と許可証【ここ、損しやすいです】

パラオでロックアイランドへ行くには許可証(パーミット)が必要です。ツアー料金とは別にかかります。

許可証 料金・内容
ジェリーフィッシュ
パーミット
$100(5日間有効)
湖に入るならこちら
ロックアイランド
パーミット
$50
湖に行かない場合はこちら
⚠️ 迷ったら最初から$100を買ってください

先に$50のロックアイランドパーミットを買ったあと「やっぱり湖にも行きたい」となった場合、プラス$75でアップグレードできます。でもこれだと合計$125。

最初から$100を買っておいた方が$25お得なんです。私が働いていたときも、必ず「湖に行く予定はありますか?」と先に確認していました。少しでも行く可能性があるなら、$100を選んでくださいね。

間近で見るタコクラゲ

守らなければいけないルール

ジェリーフィッシュレイクは、世界遺産に登録もされているとても繊細な環境です。クラゲと湖を守るためのルールがあるので、必ず覚えておいてください。

⚠️ 湖でのルール

  • 日焼け止めは禁止(湖の水質とクラゲを守るため)
  • クラゲに触らない
  • 持ち上げて投げない(水面から出すと死んでしまいます)
  • フィンキックでクラゲを傷つけない
  • スキューバダイビングはNG(素潜りはOK)

湖に入る前に、体と器材を洗い流します

これは現地で実際にやってもらうことです。知らないと戸惑うので、先にお伝えしておきますね。

🚿 入る前の洗い流し

湖の手前の桟橋に大きな桶が置いてあります。ここで自分の器材・ブーツ・足をしっかり洗い流してから入ります。

さらに海パンなどのポケットに砂や貝殻が入っていないかもチェックしてください。海の砂や生き物を湖に持ち込まないためです。ポケットの中、意外と入っているので確認してみてくださいね^^

フィンは禁止ではなく、むしろ必須です

「クラゲを傷つけるから禁止では?」と思われるかもしれませんが、フィンはOK、というより必須です。

湖がけっこう広いので、クラゲを探してかなり泳ぐこともあります。フィンがないとしんどいんです。

ただしキックは優しく。写真に夢中になると、うっかりクラゲを蹴ってしまうことがあるので足元にも気を配ってあげてくださいね。

ツアーではレンタルできますが、マイフィンがある方はぜひ持参を。私が愛用しているのはGULLのスーパーミュウです。これより少し短いミュウフィンより推進力があるのでパラオの海に向いていると感じています。

日焼け止めが使えないので、ラッシュガードで防ぎます

日焼け止めが禁止されているぶん、肌を直接カバーする必要があります。パラオの紫外線は日本の約7倍。長袖のラッシュガードがあると安心です。

脚の日焼けが気になる方は、レギンスタイプも。意外とウェットスーツとフィンの間の足首が焼けます(^^;;

天気と時間帯のこと

🤿 時間はガイドにおまかせを

「何時に行くのがベスト?」と気になるかもしれませんが、湖に入る時間はツアーの進行によって決まります。ガイドがその日の潮や天気を見て、一番いいタイミングで連れて行ってくれるので、おまかせするのが一番です^^

晴れの日と曇りの日、どちらにも良さがあります

晴れていると、光が水中に入ってキラキラして綺麗です。幻想的な景色になります。

では曇りはハズレかというと、そんなことはありません。

💡 曇りの日はクラゲが水面近くまで上がってきます

クラゲは光合成のために光を求めて上がってきます。晴れていると光が下の方まで届くので、そこまで上がってきません。逆に曇っている日は、水面近くまでクラゲが集まってモリモリになることがあるんです。

「ちょっと気持ち悪い」と言われてしまうくらいの密度になることも^^; どんな天気でも、その日ならではの景色が待っていますよ。

季節は気にしなくて大丈夫

時期による差は、私は特に気にしたことがありません。いつ行っても楽しめます。

クラゲが激減した時期と、今の状況【要チェック】

ここは旅行前に必ず知っておいてほしいことです。

ジェリーフィッシュレイクのクラゲは、エルニーニョ現象の影響で激減することがあります。過去にはこんな時期がありました。

⚠️ クラゲが激減した時期

  • 2016〜2018年
  • 2022〜2026年

ひどいときは全くいなくなり、入場すらできませんでした。

今は回復してきています

2026年4月ごろから、だんだんと回復してきてクラゲがかなり増えてきました。ツアー会社のRITCさんでは2026年10月1日からツアーを再開しています。

ちなみにいま見られるのは、タコクラゲのほかにミズクラゲも混ざった状態です。

💡 旅行前に最新状況を確認してください

自然が相手なので、状況は変わります。行かれる前に、ツアー会社に最新のクラゲの状況を確認するのが確実です。許可証は$100かかるので、入れるかどうかを先に知っておくと安心ですよ。

泳げなくても大丈夫?

大体の方は大丈夫です。

ライフジャケットかウェットスーツを着て、マスクとシュノーケルをつけて入ります。呼吸もできますし、浮いていることもできるので心配はないかと思います。

泳ぐのが苦手な方がいらっしゃる場合は大きめのボード(大きなビート板のようなもの)をガイドが引いて、お客様につかまっていてもらうという方法をとっていました。不安な方は、申し込みのときに相談してみてください。

お子さん連れの方へ

子供用のシュノーケル3点セットに、こんな可愛いものがあるのをご存じですか?カメやタコの形をしたバッグに、マスクとシュノーケルが入っているんです。

子供がこういうのを背負うと、なんであんなに可愛いんでしょうね^^ プレゼントにもよさそうです♪

何倍も楽しくなる、見かた・撮りかた

せっかく行くなら、ただ眺めるだけではもったいないです。ガイドとしておすすめしていた楽しみ方を紹介します。

① 動画で撮る

泳いでいるクラゲは、動画で撮るのが一番おすすめです。あの独特のリズムで動く姿が本当に可愛くて、見返すたびに癒されますよ。

② 水中から水面を見上げて撮る

少し潜れる方は、水中から水面に向けて撮ってみてください。太陽とクラゲを一緒に見上げるアングルになって、とても綺麗です。

水中から見上げてみるタコクラゲ
クラゲが空を飛んでいるみたい
水中から見上げて見るタコクラゲ
脚がなかった子。UFOみたいに見える?

③ 水面から俯瞰で撮る

逆に水面から見下ろすと、無数のクラゲが広がる景色を1枚に収められます。

水面から見る無数のタコクラゲ
溢れ出てくるようなすごい数でした!
半水面で見るタコクラゲ
ちょっと失敗したけど半水面で撮るのもおすすめ!
🔍 ④ 足の数が違う子を探す

これが意外と盛り上がります。タコクラゲという名前のとおり、基本は足が8本。でもよく見ると10本の子や12本の子がいるんです。違いを見つけるのが楽しいので、ぜひ探してみてください^^

水中撮影には、やはり防水のカメラがあると便利です。私はずっとオリンパスのTGシリーズを使っていました。

お客様が口を揃えて言うこと

ツアーの前は「クラゲでしょ〜」と、そこまで期待していない方も多いんです。

でも実際に見ると、「癒される」「可愛い」「ずっと見ていられる」とみなさん言われます。クラゲの独特な泳ぐリズムに、引き込まれるのかもしれませんね。私もよく気づいたらあっという間に1時間!!なんてこともありました。

それと、湖そのものの空気感もあると思います。ロックアイランドに囲まれた、とても静かな場所なんです。水音や鳥の鳴き声しか聞こえない中をふわふわと漂う時間は、ちょっと特別ですよ🪼

まとめ

ジェリーフィッシュレイクのポイントをまとめます。

  • 行き方はロックアイランドツアー(ほとんどが1日ツアー)
  • 許可証は$100のジェリーフィッシュパーミット。最初から買う方がお得
  • 日焼け止めは禁止。ラッシュガードで対策を
  • 入る前に器材・足・ポケットを洗い流す
  • フィンは必須。ただしキックは優しく
  • 天気はどちらでもOK。曇りの日はクラゲが水面近くに
  • 泳げなくても大体の方は大丈夫
  • 行く前にクラゲの状況を確認(激減する年があります)

世界でも珍しい、毒がほとんどないクラゲと一緒に泳げる場所です。パラオに行かれるなら、ぜひ訪れてみてくださいね^^

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ツアー会社や内容(カヤックの有無、シュノーケルか体験ダイビングか)で選べます。ベルトラなら日本語で予約でき、日本円で金額が確定するので安心です。

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乾期(特に1〜3月)はパラオの人気シーズン。航空券もホテルも早めに埋まるので、日程が決まったら早めの確保が安心です。

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