パラオで働くには?仕事・求人・給料のリアルを8年半働いた元ダイビングインストラクターが解説

「パラオで働いてみたいけど、どんな仕事があるの?」「日本人でも就職できる?給料は?」

パラオで8年半ダイビングインストラクターとして働いていた私が、現地のリアルな仕事事情——職種・給料・寮や待遇・求人の探し方まで、体験談を交えてお話しします。ネットにあまり出てこない「実際のところ」をお伝えします^^

📋 この記事でわかること

  • パラオで日本人が就いている仕事の種類
  • ダイビングインストラクターの給料・寮・待遇のリアル
  • 日本と全然違う!パラオの働き方・職場文化
  • パラオの求人の探し方
  • 働く前にやっておくべき準備
パラオのダイビングショップで働く様子|日本人インストラクターの仕事

パラオで日本人ができる仕事の種類



まずは、私が現地で見てきた「日本人が実際に就いている仕事」をご紹介します。大きく3つのグループに分けられます。

① ダイビング業界



日本人に一番多いのが、やはりダイビングのインストラクター・ガイドです。日本人のお客様も多いので、日本語でガイド・講習ができる日本人スタッフは重宝されます。

コロナ以降、日系ショップにも海外のお客様がたくさんいらっしゃるようになったので英語が話せると尚、良いです。


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パラオでダイビングインストラクターになる方法!移住までの流れを解説します

インストラクターになるまでの具体的な流れは、こちらの記事で詳しく解説しています。




② 観光・サービス業



パラオは観光の国なので、ダイビング以外にも観光関連の仕事がたくさんあります。


  • ホテルスタッフ

  • ツアーガイド:シュノーケル、滝、ペリリュー島、島内観光など

  • ツアーエージェント:空港送迎や予約管理など、旅行の手配を担う仕事

  • 日本食レストラン



日本人観光客が多いパラオでは、こうした「日本人のお客様と日本語で接する仕事」のニーズが安定してあります。

③ 公的機関・その他




  • 空港職員

  • 日本大使館職員

  • JICA(海外協力隊など):これは「就職」というより派遣・活動の形ですが、パラオに関わる日本人として現地でよく見かけます



このように、ダイビングだけでなく観光・サービス・公的機関と、意外と幅広い選択肢があるんです。

【体験談】ダイビングインストラクターの給料・待遇のリアル



ここからは、一番気になる「お金と待遇」のリアルなお話です。私が勤めていたダイビングショップの場合を例にお伝えします(※ショップや会社によって条件は変わりますので参考までに)。

給料の目安



ダイビングインストラクターの給料は、月給およそ1,300〜2,000ドル(経験などによる)。

「えっ、安い…?」と思うかもしれませんが、後述する寮や食事などの待遇と、パラオの暮らし方を合わせると、これで十分やっていけました。その理由ものちほど解説しますね。



住居(寮)



私のショップの場合、最初はショップの2階にある寮に住ませてもらうのが基本でした。来たばかりで右も左も分からない時期に、住む場所が用意されているのは本当に安心でした。

そして仕事をしながらアパートを探して、見つかり次第引っ越すという流れです。

住居に関しては一人暮らし・シェア・スタッフ寮(バラックス)の選択肢があり、それぞれ自分の好みや事情で住む場所を決めます。

一人暮らし・シェアは家賃・光熱費はもちろん実費。(家賃補助があるショップもあります)

私のショップのスタッフ寮(バラックス)はフィリピン人スタッフと日本人スタッフの共同生活になり、キッチン・風呂・トイレは共同ですが家賃が格安なので、貯金したい、初めての海外の一人暮らしが不安という場合にはとても安心です。


食事・通信




  • 食事:海に出る日はランチが支給されました

  • 通信:会社からSIMカードが支給(定額の通話料・通信費込み)。自宅のWi-Fiは実費



福利厚生



ダイビングインストラクターとしてPADIに払う年会費や保険料は会社負担でした(※これもショップによります)。毎年かかる費用なのでとても助かりました。


💡 給料は安く見えても暮らしていける理由

服はTシャツ・短パンでOK、ダイバーの場合、化粧もほぼしないので衣服・美容にかけるお金がほとんどかからないんです。物欲も自然と湧かなくなります。自炊すればそこまで高くつかないので、生活は厳しくありません。ただしお酒とタバコは高いので、必要な人は大変だと話していました。




日本と全然違う!パラオで働く文化・カルチャーショック



パラオで働いて一番印象的だったのは、働き方や価値観が日本とまるで違うこと。良い意味でのカルチャーショックがたくさんありました。

タイムカードがない=残業の概念がない



パラオの職場にはタイムカードがありませんでした。ゲストの数によって出勤時間も毎日変わるため常にフレキシブル。仕事が終われば終わり。早ければ17時、遅ければ19時くらいになる日もありましたが、「残業している」という感覚はまったくありませんでした。

休みは柔軟。体調が悪ければすぐ休める



休みは月5日ほどでしたが、ダイバーは健康第一。体調が悪い中で潜ると悪化して長引くと余計に迷惑をかけてしまいます。「体調が悪ければすぐ休んでね」と言ってもらえていたので、柔軟に調整してもらえていました。

1〜2ヶ月の長期バケーションが取れる



これは日本と全然違う点。毎年GW後〜11月の間で、スタッフが交代でバケーションに入っていました。他のスタッフと調整できれば1ヶ月〜2ヶ月休んでも問題なし。しかもバケーション中に日本で他のショップのお手伝いをしてもOKでした。こんなに長く休めるのは、日本ではなかなか考えられませんよね。実際、私は1ヶ月のお休みを使って小笠原や沖縄のショップでお手伝いをさせていただきました。

パラオ人は時間にルーズなことも



日本人は時間に正確ですが、パラオ人にはのんびりした人もいます。言った時間に来ないこともあるので、不安な時は朝早めに電話して「あとどのくらいで着く?」と確認していました。

特に1月1日は要注意。12月31日にカウントダウンパーティーで飲みすぎていることが多く、ドタキャンも…!なので前日から「明日は◯時出勤だよ!」と念押ししていました(笑)。



職場は家族みたいな雰囲気



職場の雰囲気はとても良かったです。日本よりスタッフ同士の距離感が近くて、家族みたいな感覚。と私は感じていました。フィリピン人スタッフは明るい性格の人が多いので、職場全体がぱっと明るくなります^^

パラオ人は「家族が第一」



パラオ人は基本的に家族(ファミリー)を最優先します。家族との時間を削ってまで必死に働く、という感覚はないように感じました。

日本人は単身で来ている人が多いので、自然と仕事に費やす時間が増えますし、「パラオに仕事をしに来ている」という感覚があります。家族・親族みんなで暮らすパラオ人と感覚が違うのは当然だな、と納得しました。

英語でのコミュニケーションの難しさ



正直に言うと、ここが一番大変でした。仕事で「こうしてほしい」という意見を伝えたいとき、日本語ならニュアンスまで簡単に伝えられるのに、英語だとそこまで伝えきれない。「空気を読む」というのは日本人独特の感覚なのかと気付いたのもパラオで働いたからかもしれません。誤解されたり、分かってもらえずに言い合いになってしまうこともありました。

でも、諦めずに根気よく話し合うことが大事だと学びました。これは海外で働くうえで、誰もが通る道かもしれません。

私の常識はあの人にとっては非常識かもしれない、というのはいつも気をつけていましたし、考え方の違いを知れたのは良い経験になったと思っています。

パラオで働くのに就労ビザは必要?



パラオで働くには就労ビザが必要です。就職が決まったら雇用先が就労ビザの手続きをサポートしてくれるのが一般的です。個人で一から手続きするわけではないので、その点は安心してくださいね。

ビザを含めた移住全体の流れは、別記事で詳しくまとめています。





パラオの求人の探し方



では、実際にどうやってパラオの仕事を見つけるのか。私やまわりのスタッフの実例を紹介します。


  • ショップ・お店に直接連絡する:まず研修生(インターン)として来て、その後スタッフになるという流れが多いです。私のまわりでもこのパターンが王道でした

  • 知人の紹介:すでに働いているインストラクターやコースディレクターからの紹介。狭い世界なので、人とのつながりは強い味方になります

  • 海外求人サイトから応募する:海外の求人を扱うサイトでパラオの募集が出ていることもあります



「いきなり就職」よりも、まずは研修生・インターンとして現地に入り、働きぶりを見てもらってスタッフになる——という流れが、パラオでは現実的だと思います。

パラオで働く前にやっておくべき準備



最後に、これからパラオで働きたい方へ。やっておいてよかったこと・必要なことをお伝えします。

英語は必須。日常会話レベルはほしい



パラオは英語が公用語のひとつ。生活していくうえでも、仕事をするうえでも英語は必須です。パラオではツアーガイドライセンスという制度があり、1年に1度、英語でテストを受けなければいけません。

先ほどお話ししたように、仕事で意見を伝えるときに英語で苦労したので、日常会話程度の英語力があると不安がぐっと減ります

渡航してから「学ぶ」より、日本にいるうちに英語に「慣れて」おくほうが、現地での立ち上がりが断然ラクです。私自身、もっと話せたら…と何度も思いました。




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まとめ|パラオで働くのは「お金」より「経験」



パラオの仕事は、給料だけ見れば日本より多くはないかもしれません。でも、寮や食事などの待遇、ゆったりした働き方、家族のような職場、そして何より南の島で海と共に暮らせる毎日——お金には換えられない経験がそこにあります。

「パラオで働いてみたい」という気持ちが少しでもあるなら、まずは英語に慣れることから始めて、研修生として一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。この記事が、その第一歩の参考になれば嬉しいです^^




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