泳げなくてもダイビングはできる?カナヅチでも大丈夫な理由を元インストラクターが解説

「ダイビングに憧れるけど、泳げないから無理かな…」
「カナヅチでも体験ダイビングってできるの?」

そんな不安で一歩を踏み出せずにいる方へ。パラオで8年半ダイビングインストラクターをしていた私が、泳げない方を何人も潜らせてきた経験から、正直にお答えします。結論から言うと——泳げなくてもダイビングはできます!その理由と、始める前に知っておいてほしいことをお伝えしますね🌊

📋 この記事でわかること

  • 泳げなくてもダイビングができる理由
  • 実際に泳げないゲストを潜らせた体験談
  • 「これだけは必要」な心構えとつまずきポイント
  • 泳げない人がまず何から始めればいいか
ダイビングで水中世界を楽しむ様子|泳げなくても大丈夫

結論:泳げなくてもダイビングはできます

まず安心してください。泳げなくてもダイビングはできます。実際に私も、カナヅチのゲストを何人も潜らせてきました。

もちろん正直に言えば、泳げるに越したことはありません。PADIのオープンウォーターライセンス取得の際の項目に【スノーケル・マスク・フィンをつけて300m泳ぐ】という泳力テストもあります。でも「泳げないからダイビングは無理」ということは全くないんです。その理由を説明しますね。

なぜ泳げなくても大丈夫なの?

泳げなくてもダイビングができる理由は、大きく2つあります。

① 器材が体を浮かせてくれる

意外と知らない方もいるのですが、ウェットスーツだけでも浮力があって浮くことができます。浮き輪を着ているみたいなものです。さらに器材(BCDとタンク)を背負っていれば、タンクの空気をBCDに入れることができるので浮力の助けを借りて水面でも水中でもラクに浮いていられます。なのでダイビングでは自分の泳力で体を支える必要がないんです。

② 息継ぎが要らない

これが一番大きいかもしれません。泳げない人は息継ぎが苦手、な方が多いです。でもダイビングは器材を通してずっと呼吸し続けられるので、息継ぎの必要がありません。あの「苦しくなる前に顔を上げなきゃ」という水泳のプレッシャーがないんです。だから、泳ぎへの苦手意識がぐっと軽くなります。

🐟 ダイビングは「水泳」とは全然違う

ダイビングでは、クロールや平泳ぎのように手を使いませんし、息継ぎも必要ありません。基本はフィン(足ヒレ)のキックの力で進み、浮き沈みは器材と自分の呼吸でコントロールします。だから、実は水泳よりずっと簡単なんです。

【体験談】泳げないゲストが楽しめるようになるまで

実際に私が担当した泳げないゲストも、最初はやっぱり水への恐怖心がありました。

そういう方には、いきなり足のつかないような深い海に連れて行くことはしません。まずはプールや浅瀬のビーチで、顔をつけて泳ぐところから少しずつ。徐々に水に慣れてもらううちに、恐怖心がやわらいで、最後にはちゃんとダイビングを楽しめるようになりました。

ダイビングだけじゃなく、スキンダイビングにもチャレンジするようになったゲストもいて、海が好きになってくれて嬉しかったものです。^^

大切なのは焦らず、その人のペースで水に慣れていくこと。ちゃんとステップを踏めば、泳げない方でも水中世界を楽しめるようになるんです。

浅い場所でのダイビング練習|泳げない初心者も安心

泳げなくてもOK。でも「これだけは必要」なこと

泳力は不要ですが、1つだけ大事なことがあります。それは「水への強い恐怖心がないこと」です。

「水中という環境そのものが怖い・苦手」という状態のままだと、水中でパニックになる危険があります。ダイビング中は、水泳と違ってすぐに水面へ上がることができません(急浮上は体に危険なので)。だからこそ、恐怖心が強い場合はまずそれを克服してから、というのが安全のための前提になります。

とはいえ、これも練習で克服できるもの。私のゲストにも、最初は水が怖かったけれど、足のつく浅い場所で何度も練習して、顔が濡れても目に水が入っても焦らず対処できるようになった方がたくさんいます。いきなり深いところには行かないので、安心してくださいね。

泳げない人がつまずきやすい2つのポイント

泳ぎが苦手な方が練習でつまずきやすいのは、この2つです。でもどちらも「練習あるのみ」で必ずできるようになります。

① マスククリア

陸上では無意識に鼻で呼吸していますが、水中では口呼吸になります。最初はクセで鼻から息を吐いてしまい、その隙間からマスクに水が入ることがよく起こります。

マスクに水が入ったら「マスククリア」(マスク内の水を抜くスキル)が必要ですが、これは口から吸って鼻から出すという、普段と逆の動き。ここでつまずく方は多かったです。でも、浅い場所で繰り返し練習すればちゃんとできるようになります。ダイバーならこの感覚は皆わかるはず!

② 耳抜き

水中では水圧で耳に違和感を感じ、それ以上潜れなくなる方もいます。でも大丈夫。ゆっくり、焦らずやればほとんどの方ができるようになります。無理に急いで耳抜きをするのではなく、ゆっくり丁寧にやる方法で練習してもらっていました。

泳げない初心者は、まず「体験ダイビング」から

「じゃあ何から始めればいいの?」という方に、私が一番おすすめするのは体験ダイビングです。

体験ダイビングは、ライセンスがなくてもインストラクター同伴で水中世界を楽しめる“お試し”のダイビング。「遊び」なので、まず自分がダイビングを楽しめるかどうかを見極めるのにちょうどいいんです。

やってみて「水中って怖くない、楽しい!」と感じたら、ライセンス取得に進むのがおすすめ。逆に、正直なところやってみて「やっぱり苦手」となる方もいます(水中にずっといるのが怖い、という方も何人も見てきました)。だからこそ、いきなりライセンスより、まず体験で試すのが失敗のない進め方です。

🤿 体験ダイビングは泳げなくてもできる?→ できます!

器材を背負っていれば必ず浮くので、泳げなくても大丈夫。体験ダイビングでは基本的にインストラクターが手をつないで引っ張ってくれたり、浮力の調整をします。だから初めてでも、泳げなくても安心して水中世界を楽しめます。

▼ まずは体験ダイビングから始めてみよう

泳げなくてもインストラクターがフルサポートするので安心。VELTRA(ベルトラ)なら、国内・海外の体験ダイビングを日本語でかんたんに予約できます。

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まとめ|泳げないあなたにこそ、水中世界を見てほしい

泳げないから、と海を諦めているあなたにこそ、私は水中の美しさや魚たちの面白さを知ってほしいと思っています。

ダイビングは水泳とは違います。ウェットスーツを着て、器材を背負って、フィンをはいてキックして、呼吸していれば大丈夫。手も使わないし、息継ぎもいりません。水泳よりずっと簡単なんです。

だからどうか「泳げないから」で諦めないでください。どんな人にも、あの美しい水中世界の楽しさを味わってほしい——元インストラクターとして、心からそう思っています^^

綺麗なパラオの海

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